2019年03月06日

NPO法人西日本呼吸器内科医療推進機構 第14期総会 見聞録

少し前から、色々な研究会勉強会に参加する機会が多く、色々な講演を拝聴するのですが、なかなか自分の中で消化しきれずスルーしてしまいそうになるので、ちょっと振り返っておきたいと思います。

2月2日のことですのでもう随分前のことになりますが、表記の会に参加して参りました。

主な目的は以前にも書きましたが、最近教授に就任なさった4人の先生方の祝賀であることは間違いないのですが、その前の総会における『医師のための法律に関するミニレクチャー』にも興味があったというのが間違いのないところです。

講師は、弁護士法人御堂筋法律事務所大阪事務所の山崎祥光先生で、『医療機関での労働実務の厳格化と働き方改革への対応』というタイトルでお話いただきました。正直この辺りの事にはかなり疎くて、勉強になることばかりでした。備忘のためといっても、もうすでにずいぶん忘れていますので記憶を想起するためにも復習をしておきたいと思います。


医療機関の労働法規への「厳格化」、基本的には今までは、医師というのは聖職であって、労働基準法などは関係なく激務をこなし、その代わりにそれなりの報酬とか敬意のようなものを得ていた、そういうことがあったわけですが、もうそれを平坦にしようと。

労働も人並み、報酬も人並みみたいな感じにするのでしょうか。まあ若いドクターは皆さんそんな志向ですので、時勢に合ってるって感じでしょうか。2016年6月に聖路加病院が労働基準監督署から是正勧告を受けて、診療体制を縮小するなどの対応をされたわけですが、それが一つの契機となって色々な議論が起こり、2019年の4月から働き方改革がいよいよ施行されるわけです。

これはしかし労働時間に限度を設けるというのが目玉的な考え方です。質とかでなく、時間で切ると。ちなみに高度プロフェッショナルは例外になるのですが、医師はただの「労働者」であり高度プロフェッショナルには当たらないというのが労働法規の考え方になります。

医療法人の理事あたりであれば、「使用者」であって「労働者」にはならない。あるいは大学院で、無給で働いているという場合は「労働者」には当たらないかもしれない、ということです。

それからもう一つ、労働時間を客観的に記録する必要が出てきます。これは労働時間に限度を設けることを監視するために、必要なことになります。具体的にはタイムカードであって、自己申告は好ましくないそうです。

残業や研修、早出、こういうものも労働時間に含まれます。しかしオンコールはグレーゾーンだそうです(一番決めとかないといけないもののような気がしますが…)。学会発表のための準備は、資格を取るもの以外は労働時間にあたるそうです。

とにかく知らないことばかりで大変勉強になりました。まだちょっと続きます。

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posted by 長尾大志 at 20:48 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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