2020年08月06日

胸部X線読影道場ふたたび292

これは大変紛らわしいところではありますが、やはり右肺尖、鎖骨と第5後肋骨の交差部分が左の同部位よりも濃度が高い、ということを見つけて頂きたいところです。

スライド130.JPG

それとコメントでは気管の右偏位をご指摘頂きました。右には陰影がありませんから、左から圧されているようですが、CTで確認しますと、ただ太めの大動脈弓に圧されていただけのようでした。なかなか紛らわしいところです。

あとは単純X線写真では認識出来ませんが、下肺野中心に嚢胞が散在しておりました。上のCT(右写真)でご覧頂けますが、いわゆるCOPDでよく見かける、連なった嚢胞ではなく、散在しているのが特徴です。こちらSjogren症候群+アミロイドーシス(他臓器)に合併した肺病変でした。しばしばこんな結節や嚢胞(や間質性肺炎)を見かけます。

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posted by 長尾大志 at 18:29 | Comment(0) | 胸部X線道場
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