2020年08月26日

呼吸器疾患手順ガイドふたたび3

当初1週間程度は、普通感冒他の急性ウイルス性疾患となかなか見分けがつかないものの、その時期に介入すべき治療も現時点では残念ながら、特にありません。ということは逆に考えると、見分けをつけ(て何らかの治療をす)る必要も、初期の段階ではないということになります。

そこから急に悪化する・重症化する時期としては、平均発症後7日程度、といわれていますから、COVID-19の初期の状況への対処としては、

・まずは学校・会社を休んでしっかり休養すること
・当初一週間程度そしてそこで自然軽快が見られればよし
・その段階で悪化する場合、おそらくそこでPCR検査などで診断をし、入院などの対処が必要となってくる、という感じです。

それよりも厄介なのはインフルエンザですね。例年であればこれから冬にかけて流行してくると考えられます(コロナ対策で昨シーズンはずいぶん抑えられていましたが…)。インフルエンザであれば初期にインフルエンザ薬の適応になるわけで、これはできればしっかりと鑑別したい。

しかしながら初期の段階の症状から鑑別するというのはなかなか困難かと思われます。そういう意味で、(これまでインフルエンザの抗原検査迅速キットに関しては、私はあまりポジティブな考えではなかったのですが)今シーズンに関しては抗原検査迅速キットの積極的な使用が望ましいかもしれん、という考えになっています。


コロナな時代にこそ重要なことは、コロナ以外の、きちんと治療出来る疾患を、しっかり診断すること。そこで、これから今一度、呼吸器症状からの診断手順を見直してみましょう。

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posted by 長尾大志 at 16:06 | Comment(0) | 呼吸器疾患診断手順ガイド
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