2021年10月27日

抗菌薬・彼我の差を考える5 カルバペネム系

イミペネム・シラスタチン
添付文書
通常成人にはイミペネムとして、1日0.5〜1.0g(力価)を2〜3回に分割し、30分以上かけて点滴静脈内注射する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、成人で1日2g(力価)まで増量することができる。

メロペネム
添付文書
化膿性髄膜炎以外の一般感染症
 通常、成人にはメロペネムとして、1日0.5〜1g(力価)を2〜3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症
には、1回1g(力価)を上限として、1日3g(力価)まで増量することができる。

ドリペネム
添付文書
通常、成人にはドリペネムとして1回0.25g(力価)を1日2回又は3回、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回0.5g(力価)を1日3回投与し、増量が必要と判断される場合に限り1回量として1.0g(力価)、1日量として3.0g(力価)まで投与できる。

ビアペネム
添付文書
通常、成人にはビアペネムとして1日0.6g(力価)を2回に分割し、30〜60分かけて点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。ただし、投与量の上限は1日1.2g(力価)までとする。

パニペネム・ベタミプロン
添付文書
成人には通常、パニペネムとして1日1g(力価)を2回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症または難治性感染症には、1日2g(力価)まで増量し2回に分割し投与することができる。ただし、成人に1回1g(力価)投与する場合は60分以上かけて投与すること。

プラチナマニュアルではメロペネムはじめカルバペネム系の使用は基本的に推奨されていませんが、メロペネムとしては1gを8時間ごと、つまり1日3回の投与が例として挙げられています。従ってこれまでに書いてきた通り、添付文書上3回まで認められているものであれば1日3回投与するのが理想的な投与方法、ということかと思います。

トップページへ

posted by 長尾大志 at 08:17 | Comment(0) | 呼吸器研修ノート
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。