2022年10月04日

とある疾患2集中講義1

というわけで、前回のシリーズはCOPDでした。昨日の写真、1日で左下肺野に肺炎が生じておりましたね。

今回のシリーズはいかがでしょうか……。

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posted by 長尾大志 at 20:32 | Comment(1) | 胸部X線道場
この記事へのコメント
新シリーズの初回につき、きちんとレポートします。


胸部PA写真です。

全肺野は全体的にX線透過性が低下し、両側上肺野優位に高吸収域や線状影が目立ちます。その他毛髪線肥厚、両側肺尖上肺野優位の胸膜肥厚、左肺底部石灰化を認めます。

肺門部は挙上し、それによる気管の縮み(右偏位の病的意義は無いもしくは不明)、気管支分岐角の開大を認めます(心拡大は無い)。横隔膜は第10.11番後肋骨と交差し、肺全体としての収縮性変化はありません。左優位に横隔膜はやや平坦化し、両側CPangleは鈍です。また両側横隔膜付近に結腸影の入り込みもありそうです。

全体的に皮下組織が少ないです。
左肩関節の狭小化あり。

その他、特記すべき異常所見は認めません。


以上より

PPFEを念頭にした肺線維症
少量胸水
左変形性肩関節症
軽度のるいそう
軽度のChilaiditi症候群

ただし肺底部石灰化おそび胸膜肥厚に関しては、アスベスト吸入歴の有無を確認して下さい。

ぜひ今回も忌憚なくご意見を頂ければ幸いです。
Posted by あめま at 2022年10月05日 20:40
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