2023年01月14日

とある疾患(所見)7集中講義2

続きまして、こちらは如何でしょうか。

スライド8.JPG

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posted by 長尾大志 at 21:33 | Comment(1) | 胸部X線道場
この記事へのコメント
胸部単純写真(臥位、右胸部に皮膚皺が見られるため恐らくポータブル撮影)です。
本筋と外れますが、この検査を担当された技師さんの技術に感銘を受けました。絞りの効いた照射野で、まるで額縁様の写真になっています。


では、
右全肺野には肺尖部などの一部を除き濃厚なコンソリデーションが見られ、中肺野にはエアブロンコグラムも認めます。

左下肺野外側に高吸収域が認められ、左4弓とのシルエットは陽性に見えます。

両CPアングル明らかな鋭ではありませんが、臥位ということもあり胸水を積極的には疑いません。臥位ということを差し引いても心拡大が認められます。気管分岐角は開大していますが、心拡大の影響かも知れません。

以上より
肺炎を疑い、まずは細菌性を第一に考えますが、非定型肺炎も十分にあり得ると思われます。
Posted by あめま at 2023年01月15日 20:26
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