2023年01月24日

とある疾患(所見)7集中講義7

コメントも頂いておりましたが、今回の一連の疾患の所見の特徴としては、比較的べたっとした、かつしばしばシルエットサイン陽性となるような高吸収域(おそらくコンソリデーション/浸潤影)であろうと考えます。

例えば集中講義6の画像では、右下肺野にべったりと下高吸収域があり、右2弓シルエットサインが陽性かつ右横隔膜シルエットサイン陰性です。すなわち、右中葉のコンソリデーション、と考えられますね。CTをご覧いただきますと……

スライド22.JPG

まさにまさに、右中葉に限局したコンソリデーションが見られます。肺炎球菌による右中葉肺炎でした。

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posted by 長尾大志 at 12:46 | Comment(1) | 胸部X線道場
この記事へのコメント
お忙しい中ご解説ありがとうございます。

症例6の横隔膜のシルエットサインを陽性と誤記載していました。これからはよくよく推敲するよう気を付けます。

やはりシルエットサインの問題と思っておりました。間違って解釈していた症例もあったかと思いますが、とても勉強になりました。この度もありがとうございました。
Posted by あめま at 2023年01月24日 17:50
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