他分野の疾患はともかく、呼吸器疾患で、「昨年8月に咳嗽,呼吸困難および発熱症状で入院し,入院後治療せずに軽快し、また同一症状が再燃した」という病歴を呈するのは1つしかないように思います。
自然軽快後、繰り返しの病歴⇒アレルギー性疾患
でことで、まず考えるのは気管支喘息、となります。繰り返しの咳嗽、喘鳴、呼吸困難であれば、まずは気管支喘息を考えたい。
でも本症例は+発熱があります。発熱、つまり炎症がある。アレルギー性疾患で炎症、つまり肺炎、といえば……過敏性肺炎!という連想です。
ということで、所見として誤っているのは a KL-6低下 となります。
2023年02月21日
第117回医師国家試験解説・D58 昨年も同様の症状をきたす呼吸器疾患、といえば……
posted by 長尾大志 at 20:40
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