2023年02月25日

第112回看護師国家試験解説・A3 ブリンクマン指数とpack-years/pack years

医師業界、論文を書こうとするともはやBrinkman〈ブリンクマン〉指数は使われず、pack-years/pack yearsが一般的になっておりますが、看護業界ではまだまだブリンクマン指数が使われておりますね。

ということで定義の問題。ブリンクマン指数は生涯喫煙量を定量化した指数で、喫煙が原因となる疾患のリスク評価に用いられるものです。

ブリンクマン指数=1日の平均喫煙本数×喫煙年数

一般的には、ブリンクマン指数が400を超えると肺癌のリスクが増加すると報告されていますし、他の疾患もリスクが増加するといわれています。

喫煙開始年齢が早いほど,肺癌のリスクが高くなるという報告はあり、家庭内に喫煙者がいたり、受動喫煙があるとさまざまな喫煙関連疾患が引き起こされます。しかしこれらはブリンクマン指数には入っていません。

過去にもほぼ同じ問題が出題されており、頻出問題のようですので、是非覚えておきましょう。


ちなみにpack-years/pack yearsの計算方法は……

pack-years/pack years(箱年)=1日の平均喫煙数×喫煙年数
1箱20本入り(世界共通?)ですから、pack-years/pack years=ブリンクマン指数÷20、となります。

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