冒頭に医学部長、病院長のお言葉があり、続いて教員の記事、学生さん代表の寄稿……と続きます。最後にまた教員からのショートメッセージ、という造り。
その中に、小生がT並さんにインタビューしていただいた記事を掲載頂きました。
インタビューは2時間に及んだでしょうか。途中アクシデント?による中断もありましたが、終始T並さんの上手な合いの手に乗せられて、自分1人では書けなかったような内容の文章が出来上がった次第です。やはり対話って偉大、ブレストって感じでした。
折角のものですので、許可を頂いて掲載することにしました。なにぶん長文になっておりますので、ちょっと分割して掲載させていただくことにします。
(ここから引用・一部改変しています)
と:Tなみ
な:長尾
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と:長尾先生、よろしくお願いします!今日は医学教育について一緒にお話しできたらと思っています。
な:よろしくお願いします!
と:長尾先生は「教育に全集中の呼吸器内科医」と自己紹介されていますが、正直教育が面倒になるときはないのですか?
な:やっぱり人を育てるには手間暇がかかりますよね。当然面倒です(笑)
面倒なので、僕はブログを書いたんですよ。
と:ほー。どういうことですか?
な:学生さんや研修医が新しく回ってくる度に同じことを繰り返し繰り返し教えていたので、その内容をブログに書き始めたんです。それで本を出して、動画をバンバン作って Youtubeにアップする…ってことをしてきました。今も学生さんとやっている勉強会はほとんど収録して、あとからそれを動画編集して Youtube にあげています。で、どっかの病院へ講演に行ったら「皆さんチャンネル登録&高評価ヨロシク!」と言ってまず最初に笑いを取って。まあ別にYouTubeをそんな百回ぐらい視聴してもらっても広告収入とか何もないんですけど(笑)。
な:極力省エネ化するメリットに気づいたのが、そのブログを書き始めた時です。実はその時点で、もしかしたら自分はレクチャーするのが向いているんじゃないかという自覚はちょっとだけありました(笑)学生さんが感想で「すごくわかりやすい」と言ってくれていたので、「おお、そうか!(゚∀゚)」って少しずつ自信になっていたんです。やっぱり褒めてもらえると嬉しい。だから「もっと期待を超えていくぞ!」というモチベーションが最初ありました。僕自身の話をすると、そこから始まったんですよね。ポジティブなフィードバックをもらえたから、自分のモチベーションが高まってもっとやろう!もっとやろう!みたいな感じでした。
(続く)