2024年05月23日

成人肺炎診療ガイドライン2024㊳市中肺炎で菌が検出されたときの抗菌薬❹マイコプラズマ・外来治療の場合(経口薬)

昨今忙しすぎて、細切れの更新で失礼します……。ここ数日の学びも多かったのでまた報告いたします!

さてマイコプラズマが抗原検査等で診断できたときの抗菌薬ですが、多くの場合は外来治療でしょう。

第1選択薬 ミノサイクリン
      マクロライド系薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシン、エリスロマイシン)
第2選択薬 レスピラトリーキノロン(ラスクフロキサシン、ガレノキサシン、モキシフロキサシン、レボフロキサシン、シタフロキサシン、トスフロキサシン)

キノロンの宣伝には「マクロライド耐性マイコプラズマが〜」みたいなことが書いてありますが、成人では耐性マイコプラズマによる治療失敗はほとんどありません。

ですので、ここはマクロライドでいいです。よほど耐性が問題になる、気になる場合でも、ミノサイクリンでOKです。マクロライド耐性マイコプラズマに肺炎におけるミノサイクリンの効果はキノロンより優れているというデータもあります(BMC Infectious Diseases. 2012: 12: 126)。

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posted by 長尾大志 at 08:50 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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