そもそも感染症とは、ある菌が制御できないほど増えて、臓器にダメージを与えることです。誤嚥性肺炎で口腔内の常在菌(普段から仲良くしている菌たち)が仲良く一緒に増えてくる場合を除いて、肺炎だと通常は排他的に1種類の菌がドカンと増えることが多いです。
ですから、最初に使う抗菌薬がそいつに効けば、もうその感染症は制圧したも同然、というのが基本的戦略の元になる考えです。すなわち、早期に「効果あり」と判定すれば、そのまま抗菌薬を使っていけば、この肺炎は治るでしょう、と考えるわけです。
・治療開始時の評価法
抗菌薬の早期の効果判定法として2024ガイドラインに記載されているのは、米国のCAPガイドライン(2007年)による臨床的安定化の具体例です。
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体温≦37.8℃
心拍数≦100回/分
呼吸数≦24回/分
収縮期血圧≧90mmHg
SpO2≧90%あるいはPaO2≧60mmHg(室内気)
経口摂取可能
平常の意識状態
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静注抗菌薬の投与で状態が改善し、72時間経過した時点で解熱傾向、呼吸循環動態の安定が得られ、意識状態や経口摂取にも問題がなければ、経口抗菌薬へのスイッチや退院が可能とされています。
2024年07月22日
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