しかし、ADL低下が見られたり、誤嚥があったりする症例ほど、痰の喀出ができない、脱水で痰がない、侵襲的検査が難しいなどの理由で、エンピリック治療の出番が多くなってくる現実があります。しっかりとエンピリック治療の考え方を学びましょう。
軽症〜中等症
医療・介護関連肺炎の場合、敗血症がなくて、A-DROPが2項目以下(重症度が高くない)の症例が当てはまります。外来治療が可能な場合は、内服薬で細菌性と非定型肺炎の両者をカバーできるような選択をします。ということですが、NHCAPで非定型のカバーが必要かどうかは議論のあるところかもしれません。
•βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系薬(アモキシシリン・クラブラン酸)±マクロライド系薬(クラリスロマイシンまたはアジスロマイシン)
•レスピラトリーキノロン(ラスクフロキサシン、ガレノキサシン、モキシフロキサシン、シタフロキサシン)単剤

