敗血症がある、またはA-DROPが3項目以上(重症度が高い)、もしくは耐性菌リスク因子が3項目以上の症例が当てはまります。そういう群には初期治療から耐性菌(緑膿菌、ESBL産生腸内細菌、MRSAなど)をある程度カバーする必要があります。
すなわち、下記のいずれかの抗緑膿菌活性のある注射薬で治療を開始します。
C法
•タゾバクタム・ピペラシリン
•第4世代セフェム系薬
(セフタジジム、セフェピム、セフォゾプラン、セフピロム)
•カルバペネム系薬
(メロペネム、ドリペネム、ビアペネム、イミペネム・シラスタチン)
•タゾバクタム・セフトロザン
D法
施設のアンチバイオグラムによって、C法に
アミノグリコシド系薬(アミカシン、トブラマイシン、ゲンタマイシン)または
ニューキノロン系薬(シプロフロキサシン、パズフロキサシン、レボフロキサシン)
を加えることも検討します。
また、重症例、MRSA肺炎が想定されるときにはC法またはD法に
抗MRSA薬(リネゾリド、バンコマイシン、テイコプラニン)
追加も考慮、となっています。ここの判断はしばしば難しいところです。
2024年09月27日
成人肺炎診療ガイドライン2024〈65〉医療・介護関連肺炎のエンピリック治療・入院治療(重症、耐性菌リスク大) 〜広域抗菌薬治療(de-escalation治療)
posted by 長尾大志 at 07:48
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