敗血症性ショックがある、または呼吸状態が悪化して人工呼吸器管理が必要となる群に対しては、もやは初期治療を失敗するわけにはいかず、一気に勝負をつけなくてはなりません。各施設のアンチバイオグラムも参考にして、広域抗菌薬を単剤、もしくは併用して治療を行います。
•タゾバクタム・ピペラシリン
•タゾバクタム・セフトロザン
•カルバペネム系薬
•第4世代セフェム系薬
+
下記の1剤
•シプロフロキサシン、パズフロキサシン、レボフロキサシン
•アミノグリコシド系薬(アミカシン、トブラマイシン、ゲンタマイシン)
MRSA肺炎が想定されるときには抗MRSA薬(リネゾリド、バンコマイシン、テイコプラニン)追加も考慮します。
個人的には、より緑膿菌の存在を疑う場面(これまでに痰で検出、広域抗菌薬使用歴など)ではアミノグリコシド系、レジオネラを疑うような高齢者施設での集団感染とか温泉や浴場などで発生した場合にはニューキノロン系薬を優先的に選択するかなあ、という感じです。
2024年10月02日
成人肺炎診療ガイドライン2024〈69〉院内肺炎のエンピリック治療C広域抗菌薬多剤治療
posted by 長尾大志 at 18:24
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| 肺炎ガイドライン解説
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