VAPは挿管患者全体の5〜40%に発生するとされていて、次のような発症機序が考えられています。
•胃の内容物が逆流
•口腔内や気管チューブに病原微生物が定着(コロニゼーション)
•誤嚥したものが気管チューブのカフの外側を通って気管内に入る
•咳反射や線毛上皮機能の低下
VAPの診断はしばしば困難です。そもそも人工呼吸をする要因となった原疾患や肺病変、あるいは無気肺や胸水など、人工呼吸中に併発しやすい病変との鑑別が困難だからです。
挿管下であり、下気道の直接吸引や気管支洗浄などによる生物学的アプローチは比較的容易ですから、これは欠かせません。血液培養や胸水など、アプローチできるところからの培養も積極的に行います。
VAPも院内肺炎の1つですから、検出菌としては緑膿菌が最も多いとする研究が多いです。MRSAが検出されることも多いですが、例によって定着との鑑別が重要になります。抗菌薬選択の原則自体は、普通の?院内肺炎と同様です。
2024年10月17日
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