テオフィリン
•商品名:テオドールⓇ、テオロングⓇ、ユニフィルⓇ、ユニコンⓇ、スロービッドⓇ
吸入ステロイドが普及する前は、コントローラーの主役でした。ただ、患者さんによって体内での代謝が違い、効きすぎて副作用が出たり、効かなかったりということがありました。
そのために必ず血中濃度を確認する必要があり、使いにくいという点で敬遠されてきています。なお、教科書や添付文書では、10〜20μg/mL程度に調節、となっていますが、現在の使い方は吸入ステロイドと併用して1日200 mg程度投与し、5〜10μg/mLあたりで調節、という感じです。
もう1つ、使いにくい理由が薬物相互作用です。テオフィリンと一緒に使うとテオフィリンの血中濃度が上がってしまい、中毒を起こしてしまうような薬がたくさんあるのです。
本当にたくさんあるので、すべてを挙げることはしませんが、テオフィリン系薬と他の薬をあわせて処方する場合は、必ず相互作用がないことを確認しましょう。
抗アレルギー薬の中にも相互作用に注意が必要な薬があり、こちらも要確認です。
内服ステロイド薬
•商品名:プレドニンⓇ、メドロールⓇ、リンデロンⓇ、デカドロンⓇ、セレスタミンⓇ
以前はよく用いられましたが、吸入ステロイドの普及で、定期的に使われることは少なくなりました。現在では、吸入ステロイドや他の薬を限度一杯まで使ってもなお強い症状がある患者さんに限って使われています。
なにせ問題は、皆さんよくご存じの通り多彩な、しかも取り返しのつかない(可逆性のない)副作用です。
患者さんもよくご存じで、「ステロイドが怖い」と言われ、抵抗感が強い方もおられます。しかし、必要な場合にも使わないのは本末転倒です。よくよく必要性を見極めて、喘息をしっかりコントロールし、その上でなるべく早く薬を減らせるように、と考えるのが私たち呼吸器科医の仕事です。昨今では次項で述べる抗体製剤を使うことでステロイド離脱ができる、ステロイドなしで喘息が寛解する、など、メーカーさん主導で?そういう論調もあります。医療費のことを抜きにすれば、たいへん素晴らしい流れだと思います。
なお、セレスタミン Ⓡ はステロイドと抗アレルギー薬を配合したものですが、このグループに入れました。気軽に使われているケースが多いのですが、長期に使われている場合は要注意です。
2024年12月18日
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