喘息について一段落しましたので、次は肺炎以外の感染症に参ります。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の診療については、2024年になってエビデンスも診療実績も出そろい、いろいろと落ち着いた感がありますので、ここで一旦原則をまとめておきましょう。
COVID-19は新型コロナウイルスが体内で増殖し、それに対して免疫系が過剰に反応してサイトカインストーム(各種サイトカインが過剰に産生されて臓器障害をきたす)が起こってしまう感染症です。
ウイルス感染症にありがちですが、ウイルスによる直接の臓器障害もさることながら、サイトカインストームによる臓器障害も予後に関係するため、治療の考え方としては
ウイルス量の多い病初期は抗ウイルス薬
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時が経ってサイトカインストームが吹き荒れる頃には免疫抑制療法
ということで間違いありません。
抗ウイルス薬は薬価も高く副作用、薬剤相互作用もありますので、基本的にはある程度悪化しそうな患者さんに使うべきです。というか、ワクチン接種や感染の蔓延によってある程度免疫がついている状態で、いわゆる「ただの風邪」となる症例が増えている現在、軽症者に対しては対症療法でよろしい、ヤバそうなら抗ウイルス薬、ということになります。
2024年12月26日
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