肺非結核性抗酸菌症の治療について、海外のガイドラインでは本邦では保険適応がない薬剤が推奨されていたり、(体格差もあるのか)用量がかなり異なっていたりと、そのまま適応するのが難しかったという経緯がありました。
その後学会からの要望により注射用アミカシン(AMK)、アジスロマイシン(AZM)、イミペネム(IPM)、クロファジミン(CFZ)が非結核性抗酸菌に保険審査上使用可能となりました。また、アミカシンリボゾーム吸入用懸濁液(amikacin liposome inhalation suspension : ALIS)が難治性肺MAC症に使えるようになり、世界基準の治療と変わらない治療を行えるようになりました。
現在世界的には2020年のATS/ERS/ESCMID/IDSAガイドラインが使われているのですが、その少し前の2017年に出たBTSガイドラインと併せ、日本での実情に合わせて「日本結核・非結核性抗酸菌症学会と日本呼吸器学会より成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解―2023年改定」が2023年に発出されました(Kekkaku 98(5):177-187.2023)。そちらの内容を少し見ていきましょう。
2025年03月26日
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