2010年04月23日

呼吸器内科医の望ましいキャリアパスは?(続き)

具体的な進路、キャリアについて、何か道しるべがあればわかりやすいと思うので、私の来し方をお示しし、呼吸器内科医の望ましいキャリアパスについて考えてみることとする。

履歴書に記載する私の職歴は、以下のごとくである。


平成5年 京都大学胸部疾患研究所入局

最初の1年では、呼吸器内科、感染症科、呼吸器外科のローテーションを行った。大学ならではの、多くの貴重な症例を経験させていただいた。また、多くのオーベンの考え方、やり方を直接肌で覚えることができた。
また、このときに手術に立ち会った経験は貴重な財産である。


平成6年〜7年 住友病院 内科

内科各科のローテーションを行った。このときに、数多くの重症例、complicated case、rare diseaseを担当させていただいた。当然、胃内視鏡、大腸ファイバー、腹部エコー、心エコー、心臓カテーテルも数多く行った。このときの経験が、自分の臨床能力の幅を決めていると、ありがたく思っている。頑張りすぎて最後に入院するという落ちまでついた。


平成8年〜12年 京都大学大学院博士課程
(博士論文:慢性型間質性肺炎の画像組織学的検討)
平成12年〜13年 京都大学医学部附属病院 呼吸器内科医員

当初2年間は、とにかくレントゲンと病理を見まくった。当時の京大に、放射線科、病理に日本のトップランナーであられるお2人がおられたことは幸いであった。大変厳しく、お2人の求めておられるレベルには達することはできなかったが、「臨床医としては」というエクスキューズ付きで、何とか水準には達したのではないかと思っている。

また、当時の京大には、日本で有数の間質性肺炎、サルコイドーシス、その他rare diseaseの患者さんが通院、入院されており、多数の症例を経験できたことも意義深いものであった。


平成13年〜14年 KKR 京阪奈病院 内科医員

52床の結核病院に呼吸器内科1名、という状況で赴任した。多くの他科の先生方のお力を借りての運営となったが、結核の診断、治療、薬剤の副作用、非結核性抗酸菌の治療など、考え得るあらゆるパターンの経験ができたと感謝している。


平成15年〜16年 ブリティッシュコロンビア大学留学

研究に対する姿勢、論理的な考え方、研究デザインの組み方など、一流の研究者の頭の中を垣間見ることができた。


平成17年 滋賀医科大学呼吸循環器内科 医員
平成18年 同 助教


多くの仲間たちに恵まれ、教育に関して日々アップデートを行っている。


このキャリアがベストとは言わないが、自分では多くの勉強する機会に恵まれたと感謝している。

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