2010年12月22日

肺炎と抗生剤(市中肺炎ガイドラインスーパー簡単版)6

感染症を考える骨組み、全体的な流れはこうでした。
(O澤先生のスライドより拝借)

A:感染臓器を把握する

B:起因菌を推定する

C:必要な検査を実施する

D:推定起因菌に有効な抗生物質を投与する

いよいよD:推定起因菌に有効な抗生物質を投与する、です。

Cまでで、ハッキリした起因菌がわかっている場合、
(多くの場合、肺炎球菌かマイコプラズマ/非定型病原体ですが)
それに応じた抗生物質を投与します。

わかっていない場合でも、細菌ぽいか、非定型ぽいかの目星はついている、
そこで、エンピリックに抗生剤を開始します。

抗生剤を使うにあたっては、まず、系統ごとに得意な(使い慣れている)
ものを1つずつ覚えていくことをお勧めしています。

その覚えたものについて、スペクトル・使用量・副作用・相互作用・腎機能障害時の投与法などをマスターしていくのです。

その系統を使う場面になったら、その抗生剤を使う。
こうすることで、副作用や効果がなかったときの考え方など、
その薬に対する経験値を上げていくのです。

ここは公の場ですので、特定の抗生剤について「これを使いましょう」みたいな感じで名前を挙げることは避けておきます。
(レクチャーでは細かく挙げてますけど)

でもきっと、「結局どれを使ったらええねん」と思われるでしょうから、推奨される系統での商品名をいくつか挙げていきます。後発品花盛りの昨今ですが、ここはあえて商品名で。

その中から、おつとめの施設に応じて、ご自分で、ご自分のための得意薬剤を構築していきましょう。

それでは、明日から(推定)原因別エンピリック治療薬です。

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posted by 長尾大志 at 17:56 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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