ですから、ビンでいうとどこにあたるかを理解し、そのビンの意味を理解すれば、観察のポイントは簡単です。
一番大事なところは水封部です。水封部を見て、呼吸(胸腔内圧の上下動)に伴って、水面が上下するのを観察すると、チューブがきちんと開存して胸腔内とつながっているかどうかがわかります(この上下動を呼吸性移動といいます)。呼吸性移動の有無は必ず観察しましょう。ただし、吸引をかけているとこれはわかりませんから、呼吸性移動を確認するときには吸引を止めて下さい。
この呼吸性移動を見やすくするために、水には色(青色など)がついています。
さらに、肺に穴が開いていて、空気漏れが続いていると、水の中にブクブク泡が出ます。これはエアリークといい、穴がふさがっているかどうかがわかります。水に色がついているので、これも見やすいです。
呼吸性移動とエアリークの組み合わせは以下の通りになります。
呼吸性移動+ エアリーク−
呼吸性移動+ エアリーク+
呼吸性移動− エアリーク−
呼吸性移動− エアリーク+
1.呼吸性移動+ エアリーク−
望ましい状態。チューブがきちんと効いていて、エアリークがない=穴がふさがっている状態。これで胸部レントゲン写真上、肺の再膨張があれば、 クランプテストへ。
2.呼吸性移動+ エアリーク+
まだ穴がふさがっていません。もう少し待ちましょう。
3.呼吸性移動− エアリーク−
チューブのどこかが閉塞しています。どこかで折れ曲がっていないか、目に見えるところで詰まっていないか、確認しましょう。上級医に報告を。
4.呼吸性移動− エアリーク+
普通はあり得ません。いや、チューブのどこかが外れているとこうなりますね…。すぐ、上級医に報告して指示を仰ぎましょう。
気胸・胸水・ドレナージを最初から読む


現在、膿胸貯留にてチェストドレーン留置中の患者様がいます。「呼吸性移動」を観察するのに水封部を見ていたのですが、先輩看護師に呼吸性移動を見るのに水封部を見るのではなくドレーン接続チューブ内の排液が呼吸に伴い動いているかどうか(呼吸性移動)を確認するといわれました。
青色の水封部が呼吸に合わせて水面上下しているか確認するのは間違っているのでしょうか?
胸椎手術後たまに胸腔ドレーンが入ってくるのですが、胸腔ドレーンの呼吸性移動について質問があります。
呼吸性移動がない場合の判断なのですが、いくつか文献をみると、ドレナージシステムの異常の他に、病体により肺の拡張が不十分な場合と書いてあったり、肺が十分に拡張した場合と書いてありました。この二つの根拠がよくわからなかったので理由を教えといただきたいです。
しかし、拡張が不十分な場合は…何でですかね。まさかとは思いますが、吸引しているから移動しない、とかじゃないですよね。
元文献にあたれれば、意味合いがわかるかもですが。
自然気胸の治療で、持続吸引をかける場合が多いのですが、患者の体位により吸引圧制御ボトルからのエアーリークが連続性にみられることがあります。
その場合の対処としては、吸引圧の変更が必要ということになるのでしょうか。
をご覧頂けましたでしょうか。
吸引圧制御ボトル内の泡は、ブクブクと常に出ているのが正解で、この泡をエアーリークとは呼びません(肺からのエアーリークではないので)。