社会人になったら当然のことがらなのですが、医師の間ではそうでもない、ということが多々あります。その中の1つが「時間を守る」ということ。
当科の堀江教授も、普段から「時間を守ろう」と呼びかけておられますね。
患者さん相手の業務ですから、例えば外来が何時に終わるかわからない、急変があった、などなど、仕方がない側面もあるのですが、時間を守るということの意味を知っておくと、無用の摩擦を生まずに済むと思います。
「ビジネス発想源」の弘中勝さん、「平成進化論」の鮒谷周史さんの受け売りではありますが、例として、カンファレンスを挙げてみましょう。
10時半に始まるはずが、何人か足りない。となると、カンファレンスが開始できません。
そうすると、そこに来ている人たちは、無為な時間を過ごすことになります。
本来その時間でできていたであろう作業ができなくなる。
5人が10分間待たされていたとして、延べ50分を捨てたことになります。
ちりも積もれば、山となる。
総体として、呼吸器内科のパフォーマンスが減ることになります。
そこんとこ、ご理解いただきたいなーと思うのです。
以前にも書きましたが、個人的には、人生において、
最も有限かつ貴重なものは「時間」であると思っています。
個人の持ち「時間」は上限が決まっているのです。
他人の時間を奪うことは、それだけ重いものである、
という意識を持ちたいものです。
とはいえ、自分もなかなか実践できていません。
○時にアポイント、と、急いで廊下を歩いていると、
PHSがプルルル…と鳴ったり、黒服の方々に呼び止められたり。
愛想良く応対、と思っていても、顔は引きつっていることでしょう。
このあたりをどうすればよいのか。解決策を模索中です。
今回は自戒を込めて、書いてみました。
2011年05月27日
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