2011年05月27日

時間を守る、ということ

社会人になったら当然のことがらなのですが、医師の間ではそうでもない、ということが多々あります。その中の1つが「時間を守る」ということ。


当科の堀江教授も、普段から「時間を守ろう」と呼びかけておられますね。


患者さん相手の業務ですから、例えば外来が何時に終わるかわからない、急変があった、などなど、仕方がない側面もあるのですが、時間を守るということの意味を知っておくと、無用の摩擦を生まずに済むと思います。


「ビジネス発想源」の弘中勝さん、「平成進化論」の鮒谷周史さんの受け売りではありますが、例として、カンファレンスを挙げてみましょう。


10時半に始まるはずが、何人か足りない。となると、カンファレンスが開始できません。
そうすると、そこに来ている人たちは、無為な時間を過ごすことになります。
本来その時間でできていたであろう作業ができなくなる。


5人が10分間待たされていたとして、延べ50分を捨てたことになります。
ちりも積もれば、山となる。

総体として、呼吸器内科のパフォーマンスが減ることになります。
そこんとこ、ご理解いただきたいなーと思うのです。


以前にも書きましたが、個人的には、人生において、
最も有限かつ貴重なものは「時間」であると思っています。
個人の持ち「時間」は上限が決まっているのです。


他人の時間を奪うことは、それだけ重いものである、
という意識を持ちたいものです。


とはいえ、自分もなかなか実践できていません。


○時にアポイント、と、急いで廊下を歩いていると、
PHSがプルルル…と鳴ったり、黒服の方々に呼び止められたり。
愛想良く応対、と思っていても、顔は引きつっていることでしょう。
このあたりをどうすればよいのか。解決策を模索中です。


今回は自戒を込めて、書いてみました。

トップページへ

posted by 長尾大志 at 10:20 | Comment(0) | 教育理念・メッセージ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。