2011年06月05日

人の幸せとは

人は、どうなったら、幸せなのだろう。
こんな質問、あなたなら、どうお答えになりますか?

お金?地位?名誉?いい女性(男性)???
楽してお金を稼いで、いい家に住んで、いい車に乗っていたら幸せなのか?



石原都知事が震災のあといみじくも語っておられた「日本人は欲にまみれていた…」のくだりは、経済的、物質的に満たされていても、精神的に満たされていないといわれている私たちに向けられているように思います。



お金はあるのに、心の底から幸せになれていない人が多いような気がする。
お金で幸せは買えないのでしょうか。




ひょんなことから手に取った、
「ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに?」
の中で、ダライ・ラマ十四世が語っていた言葉が印象的だったので紹介します。


その中では仏陀の言葉を引用して、
「幸せになると言うことは、よい人間になるということだ」
と説いておられます。


う〜む。。。
これ、すごい真理ですね。さすが仏陀、いいことおっしゃる(笑)。

よい行いができるよい人間になる、これって、究極の幸せだと思いませんか。

孔子が70歳でようやく到達したという、あの境地。


私も若い頃はそう思わなかったけれど、40過ぎた今になって、
ああそうだったのか、自分がこれまで懸命にやってきたことは、
結局自分のためなのだ、と腑に落ちました。


情けは人のためならず、というのも、大元は同じ考え方でしょう。
若いときにがむしゃらにがんばって、多くの人を救う、
それができた自分であることが、幸せなのですね。


たとえば、高校野球でレギュラーになれなかったけれど、レギュラーのために備品の整備や応援に粉骨砕身した、これは美談として語られることが多いと思いますが、実のところ、そういうことができた自分である、ということ自体が、その人の人生において、かけがえのない宝物になるのではないでしょうか。


長々と語りましたが、何が言いたいのかというと、
「能力も体力もある若い人は、『楽して稼げそう』という理由で○○科へ入ったりするより、やりがいのあるメジャー科、人助けのできる科ででがんばってみてはどうでしょうか」と、いうことです。

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posted by 長尾大志 at 21:44 | Comment(0) | 教育理念・メッセージ
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