心陰影(左3〜4弓)は見えています。
これを、シルエット・サイン陰性といいます。
これは、心陰影を作る心臓の外縁と病変部が接していないことを表します。
心臓より前方には、スペースは限られていますので、この大きさの病変が
前方に入る余地はありません。したがって、後方にあると考えます。
この高さで後方、ということは、S6、S10にまたがる病変であるとわかります。
CTで確認してみましょう。確かに心臓とは接していませんね。

前回の問題と同じ場所でしたね。
割とよくあるところで、心陰影の裏になっていることから、注意を喚起する意味で同じ場所を取り上げました(決して、手抜きではありません!)。
胸部レントゲン写真で、ここまでわかるを最初から読む
めっちゃ恥ずかしいし悔しいです( ;꒳; )
精進します。