心陰影(右2弓)は見えています。シルエット・サイン陰性です。
これは、心陰影を作る心臓の外縁と病変部が接していないことを表します。
心臓より前方には、スペースは限られていますので、この大きさの病変が
前方に入る余地はありません。したがって、後方にあると考えます。
この高さで後方、ということは、右S10の病変であるとわかります。
もう1つは、横隔膜と陰性ですので、中葉、ないしはS10の病変であるとわかります。
CTで確認してみましょう。


いずれもS10の病変でした。
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