中を管(血管や気管、食道)が通っている、ただの空間(パイプスペース)のことですから、臓器でも、構造物でもありません。
押されたり、引っ張られたりすると、容易に動くのですよ。
例えば緊張性気胸になると…。
縦隔は健側へshiftします。
気管もそちらへ移動。
逆に言えば、縦隔(気管)が健側へshiftしている気胸は、緊張性気胸ですから、迅速な対応が求められる、ということです。
こういう、volumeの変化を見るのは、CTよりも胸部単純レントゲン写真の方が得意ですね。
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