SFアニメなどでよくある?ストーリーです。
地球が汚染され、もはや人類が住むには適さなくなってしまった。
そこで人類はどうするか、というと、他に居住するに適した惑星を求めて宇宙船団を組み、旅立つのであった…。
人類の生存に適した環境を持つ惑星に到達し、そこでまた繁栄する。そこへなにやら異星人がやってきてドンパチ、とかなんとかいうストーリー、どこかで聞いたことがあるでしょう。
この話のポイントは、
〜〜〜今居住している環境が危機に瀕した場合、種の存続を図るべく、その生命集団は他の地へ旅立つのである〜〜〜
ということです。
この話の「人類」を「結核菌」、「地球」を「ヒト」に当てはめて考えます。
つまり、
〜〜〜今居住しているヒトが死亡の危機に瀕した場合、種の存続を図るべく、結核菌は他のヒトへ旅立つのである〜〜〜
ということになります。
結核菌はヒトの体内でしか生きられません。彼らとしては、今住み着いている「ヒト」が永遠に生きていてくれたら、それで全く問題ないのです。いつまでもぬくぬくと暮らしていける(感染すれども発病していない状態)。
しかしヒトには寿命がある。いつかは住めなくなります。そのままだと結核菌も全滅。それでは困るので、他のヒトに移住を図ります。それにあたっては、ヒトの防衛システム(免疫系)が脆弱になってくる(弱る)わけですから、その隙に子作りに励み、できる限り仲間を増やして、どんどん他のヒトへと旅立つのです。
…この状態を「発病」といいます。
長い長い結核の話を最初から読む
2011年07月20日
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