2011年09月17日

滋賀呼吸器感染症研究会

木曜日に、K先生が発表される、ということで行ってみました…が、K先生の発表には遅れてしまいました。ゴメンナサイ、K先生。でも後のケーキはおいしかったですね!


しかし特別講演、杏林大学感染症科教授の小林先生による、インフルエンザのお話はおもしろかったです。


抗インフルエンザウイルスの開発に関わっておられるとのことで、基礎的、学問的なお話から、新薬のウラ話まで、興味深く拝聴いたしました。


新薬の話はここではできないのですが、2つほどトピックのお裾分けを。


■H5ウイルスは呼吸不全と下痢を来しやすく、劇症型となりやすいが、その理由はレセプターが肺胞細胞や小腸に局在し、ウイルスが肺局所や腸に感染をしやすいから。

季節型ウイルスのレセプターは上気道に局在するため、そちらの症状が出やすい。


■冬に昨年流行したインフルエンザウイルスが溶け込んだ氷がとけた水を飲んだ渡り鳥が渡ってきて、糞をばらまくことでその年の流行が始まる。


いずれもなるほど〜という感じですね。

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posted by 長尾大志 at 11:32 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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