2011年10月26日

全く新しい総合診断用統合ソフトウエア

患者さんとしては、全く何もわからない「医師?」に診てもらうのはイヤだ、という心情的なものから、現実に初期診断の誤りなどで実害を被る可能性がないとはいえない。


研修医の側からも、突然臨床の場に放り出されて、まったくそういった手順を踏んだことがなければ、戸惑い、緊張もするでしょう。いきなり患者さんを前にして、異常所見を把握し、正確な鑑別診断にいたるのは、少しハードルが高いのではないか、こう考えていました。


もちろん、OSCEの導入によって、学生のうちに診察の手順は取得されているわけですが、これらは異常所見の取得、さらには実際の症例における鑑別を目指すものではありません。


では臨床実習の場においてはどうか、ということですが、必ずしも臨床実習においては典型的所見を呈する患者さんに都合よくあたるわけではありません。


そして研修に入っても、患者さんの巡り合わせによって典型的症例を診察することなく研修を終える可能性もあるわけです。もちろん、研修の場で所見をつかむ訓練を行う訳ですが、研修の場で正確な所見をつかむために、実際の患者さんではなく、異常所見をシミュレートできるシステムがあればいいのではないかと思いました。



初期研修の前、あるいはその間に、典型的症例の疑似体験をしておくことは、初めての体験であることに起因する緊張を和らげる効果もあるでしょうし、何度か練習することで「典型的所見の見逃しによる医療事故」の防止にもなろうかと思います。


実臨床で問診、各種身体所見から検査所見を統合して診断に至る、この過程を統合して体験することで、臨床医としての一歩を踏み出す大きな自信が得られるとともに、初期研修における見逃し、ピットフォールへの陥穽を予防することが可能になると考えます。



例えば、まず患者さんの病歴が表示されます。病歴が表示された後、インタラクティブにこちらからも質問ができ、追加情報を得ることができます。

続いて、聴診や打診、触診を行い、特徴的な所見を得ます。

聴診にはヘッドフォン、またはイヤフォンを使い、聴診する場所をタッチすることで音が流れます。打診や触診でも同様です。


その後検査をオーダーすると、検査結果が表示されます。しかし、必要ない検査をオーダーすると、「その検査は必要ありません」と表示され、マイナスポイントとなります。


問診情報、身体所見や検査所見を統合して、最終的な鑑別診断をあげます。これも、1個の診断ではなく、複数の、できる限り多くの診断をあげることを目標とします。




こんな感じのシステム、どこかにあるのでしょうか…。

トップページへ

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。