2011年10月28日

栄養と補液の話1・大原則

栄養、あるいは補液について考えるときの大原則は、

  • 本来その人が摂取すべき量に対して、現実にはどうなっているか

  • その過不足をどの程度補うか

  • どのような経路で補うか


ということです。


栄養指導であるとか、栄養士さんの絡みでよく経験する症例は、糖尿病やメタボにおける栄養の「制限」が多いと思いますが、NSTの活動では、むしろ栄養の「補充」「付加」がメインになります。
ですから、過不足とは書きましたが、主に不足分を評価することになります。


不足しているのかどうかを知るためには、

  • 本来その人が摂取すべき量はどれだけで

  • 今現実に摂取している量はどれだけか


を把握しなければなりません。


本来その人が摂取すべき量の指標は、まず心臓や肺など、生きていく上で必要なエネルギー量(基礎エネルギー消費量)に、患者さんの活動状況やストレスの程度を加味することで求めます。


基礎エネルギー消費量(≒基礎代謝量)の求め方は、
ざっくりと20〜22kcal/kgで計算するか、
Harris-Benedict式(業界用語でハリベネ)による方法があります。

Harris-Benedict式は、こんな式です。

男 BEE=66.47+13.75W+5.0H−6.76A
女 BEE=655.1+9.56W+1.85H−4.68A
W:体重(kg)  H:身長(cm)  A:年齢(年)


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posted by 長尾大志 at 09:46 | Comment(0) | 栄養と輸液の話
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