2011年11月01日

栄養と補液の話3・不足を補う

基礎エネルギー消費量、必要エネルギー量を算出したら、実際に投与されているエネルギー量を確認し、差を計算します。


そうやって、どの程度栄養が不足しているか、どの程度付加しなければならないかを見積もります。


そしてその不足分をどのように補うかを考えるのです。

経口でいけるのか、食事形態は、輸液が必要なのか、などなど。食事形態などになると、栄養士さん、NSTの助けが必要かと思いますが、経口か輸液か、というところは医師の判断が必要なのですね。



では、実際の症例で、具体的に計算してみましょうか。
この前の症例で恐縮ですが…。



【症例】 70歳代 男性 無職

【主病名:臨床診断】肺炎、慢性閉塞性肺疾患 [中等症 FEV1.0 1.06L(予測値の50.7%)]
【主訴】 発熱 咳嗽 呼吸困難

【現病歴】
2年前:慢性閉塞性肺疾患にて近医で通院加療されていた。
3か月前:右細菌性肺炎、慢性閉塞性肺疾患急性増悪により緊急入院となったが、治療を受け軽快退院された。
1か月前:在宅酸素療法(O2 2L)導入した。、
今回、全身倦怠感有り、呼吸困難増悪を認め、呼吸器内科受診した。WBC6600/μL、CRP 18mg/dL、胸部レントゲン、胸部CTにて肺炎と診断され入院となる。

【身体所見】身長161cm 体重49.5kg(6か月前55kg)体温36.6℃ 下肢浮腫 なし
胸部:ビア樽様胸郭  呼吸音:喘鳴を聴取 酸素療法 O22L(軽労作に呼吸困難あり)


入院時の栄養評価、また今後の栄養管理について評価します。

1.BMI、標準体重を求めましょう。
2.基礎エネルギー消費量を計算しましょう。
3.所見より活動係数・ストレス係数はどのくらいでしょうか。


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posted by 長尾大志 at 18:02 | Comment(0) | 栄養と輸液の話
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