2011年11月26日

今日の症例・喘息治療と妊娠・出産・授乳3・喘息患者さんの妊娠 使用可能な薬

喘息ガイドラインでは、喘息薬が、特に児に催奇性があるかどうかについて触れています。
それによると妊娠中の喘息患者さんに使用できると考えられる薬は、以下の通りです。




 吸入薬
  • 吸入ステロイド薬

  • 吸入β刺激薬(気管支拡張薬)

  • インタール吸入

  • 抗コリン薬



 内服薬
  • テオフィリン系薬

  • 内服β刺激薬(気管支拡張薬)

  • 内服ステロイド薬

  • 抗ロイコトリエン薬

  • 抗ヒスタミン薬



 注射薬
  • ステロイド薬

  • アミノフィリン(ネオフィリン)





これは最新のアレルギー学会のガイドラインから引用しましたが、まあほとんどの薬は有益性投与となっておるわけです。


少し前には、抗ロイコトリエン薬も安全とは言い切れないと言われていましたが、発売後時間が経過し症例が集積されて、ここに含まれるようになってきました。長時間作用型の気管支拡張薬は、まあ微妙なのですが、「データには乏しいが、安全であると考えられている」という、メーカーに配慮した表現となっております。


また、抗ロイコトリエン薬・抗ヒスタミン薬以外の内服抗アレルギー薬は使わない方がいいとされています。


喘息患者さんが妊娠されたときは、上に書いた薬の中から効果と副作用をよく考慮して選択し、治療することになルのですが、実際には効果と副作用の点から吸入ステロイドを軸に、必要に応じてそのほかの薬を組み合わせるのが主流です。


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posted by 長尾大志 at 14:53 | Comment(0) | web喘息講座
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