2011年11月30日

第78回日本呼吸器学会近畿地方会で座長をやります。

来る12月3日に大阪で開かれる、第78回日本呼吸器学会近畿地方会で、一般演題の座長を仰せつかりました。


セッションは、「胸膜・縦隔疾患U」であります。


これがかなりのやむごとなき先生であれば、その先生の専門領域の座長に指名されるわけですが、私のような下っ端は、だいたいあまり同年代の専門家の方が居なさそうな、希少疾患系のところにはめ込まれる感じです(しかもその中でも、TではなくてUというのが、いかにも珍しい疾患が集まったセッションだったりします)。


これまでにも、「肺循環・肺高血圧」「稀な症例2(これも1ではなくて2)」「ウェゲナー肉芽腫症」と、稀少なところを歴任して参りました。今回も、演題をみると、ある意味なかなか手強そうなラインナップであります。


  • 胸腔内悪性黒色腫の稀な1例

  • primary effusion lymphomaの一例

  • 神経線維腫症1型に合併した縦隔原発の悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)の1例

  • 左胸水貯留を認め、IgG4関連疾患・結核性胸膜炎との鑑別に苦慮した、リンパ形質細胞性リンパ腫の1例

  • 膵管胸腔瘻を確認し得た膵性胸水の1例

  • 組織学的に中皮腫が否定され良性石綿胸水にて経過2年後、悪性中皮腫が発症した1例



(以上すべて原文のまま)


H先生 に見せていただいた「How to make a good presentation(よい発表のやり方)」みたいな本がありました。
「座長のやり方」みたいな項目もあって、まずはじめに「会場の場所を確認」みたいなところから始まっていたのが結構目から鱗というか、驚きでした。


その本によると、「座長の専門分野を知る、座長の書いた論文を読む」というのも、発表者には必要である、てなことらしいですが、地方会レベルですと、上に書いたように、あまり当てはまらないかもしれませんね。


閑話休題、座長としては演題の予習をしておく必要がありますので、よろしければおつきあいください。
万が一発表者の先生がご覧になっていたら、何かの参考にはなるでしょう。

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posted by 長尾大志 at 13:37 | Comment(0) | 学会・研究会見聞録
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