昨日の呼吸器学会近畿地方会、演題の変更などあり、もたもたしましたが、座長はなんとか終わりました。
その前の午前中に、「呼吸器科診療にたずさわる女性医師支援を考えるフォーラム」があり、私はなぜかワーキンググループの一員になっているため、参加してきました。
全国調査、学生アンケート、実際に専門病院で働いている女性医師の事例などが紹介されたわけですが…。
なかなかいろいろな意味で難しい会だったように見えました。
たとえば学生さんへのアンケートで、「将来のことをどう考えますか?」「専門医をとる気はありますか?」「学位をとる気はありますか?」と質問があるとします。女子の学生さんは「専門医をとる気はあるが、学位をとる気は減る」みたいな結果に。
N先生がやっていた質的研究を隣で見ていただけですが、アンケートは選択肢の作り方でどうにでもなる可能性があり、もう少し違う設問を作るために、質的研究が必要な気がしました。
私もキャリアを経るにつれて将来に対する考え方が変わってきています。男性でもそうであり、女性医師が、キャリアを経て、あるいは子供さんができて、子供さんがああなってこうなって、その都度考えが修正されていくことは間違いなく、学生の時期の考え方がどこまであてになるかも難しいところです。
で、女性に対する支援となっていますが、この視点がそもそも「女性(だけ)が子育てをする」という観点であり、男性の支援は考えていただけないのか、と、私なんぞは思うわけです。
うちは0歳〜9歳の4人いますので、もうそれはかなりかかわらざるを得ない、家で休むなんてことは夢のまた夢、であります。4人目生まれて以降は研究会の類もすべてお断り。しかもおとなしくて手のかからない子ならまだしも、自己主張が強く、手のかかる連中です…。
と書いていたら、その連中が邪魔しに来ました。それではこの辺で。
2011年12月04日
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