2011年12月28日

これからの日本には、シンの(真の、芯の、心の)高スペック医師が必要。だとすると、初期研修で何を学ぶべきか1

若いうちにはいろいろとやりたいこともあり、それぞれの専門分野というものを極められた後に、たとえば開業されたり、家庭医として活躍されたり、というケースは少なくないと思います。


その際に困らないために、どうすればよいか。

今の研修制度は、(少なくとも建前は)初期2年間ではできる限り多くの科にまたがって見聞を広め、専門分野しかできません、というドクタ−ではなく、ある程度generalistの素養を持ちながら専門医としてやっていきましょう、という考えでやっているわけです。


もちろん専門医として求められていることのハードルは年々上がり、専門医でないと無理なこともあるわけですが、その一方で、プライマリ・ケア段階の医療であれば、できる限り多くの医師ができる状態であってほしいわけです。

病院勤務医であって、専門医であっても、専門医のいない領域の患者さんが来ることは当たり前。


私のよく見聞する領域でいえば、呼吸器内科医がいない病院は山ほどありますが、肺炎の患者さんも山ほどいる。呼吸器内科医がいませんといってお断りすることなどできないわけです。そういうところでは、専門外の先生が手探りで、製薬会社MRさんおすすめの「よく効く」抗生剤を使って耐性菌作りに励んでおられます。

結核患者さんもまだまだたくさんおられますが、結核なんか診たこともない医師が初期対応をせねばならない。いろいろと対応が難しかったり、診断が遅れたりします。


ましてや開業されれば、いろいろな症状の患者さんがやってこられます。できる限りしっかり対処してほしい。特に、医療過疎地域でそれなりにgeneralistとしてやっていこうと思えば、よくわからん、じゃあ紹介ね、とはなかなか参りません。



ということを勘案すれば、自ずから初期研修で身につけるべき技能が見えてくると思います。

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