2011年12月29日

これからの日本には、シンの(真の、芯の、心の)高スペック医師が必要。だとすると、初期研修で何を学ぶべきか2

三つ子の魂百まで、と申します。


初期研修で学んだこと、体験した患者さん、診療に当たる姿勢は、その後の医師生活の基礎になる大切なものです。だからこそ、初期研修は大事にしてほしい。まあ、進路に悩んでおられる方は、いろいろやってみて、ということもあるでしょうが、ある程度進路が決まっている人は、初期研修は見聞を広めることも考えてほしいと思います。


内科、産婦、小児科、耳鼻科、眼科、皮膚科領域は、「基本的診察スキルを獲得し、common diseaseの所見を診る」ことが望ましいです。救急・ICU・麻酔科はまあ必須ですからいいとして、外科については、興味ある分野の外科は診ておかれるといいですね。


この期間のうちに、あらゆる系統の基本的な薬について、効果、副作用、相互作用、実際使ってみてどうなるか、などの知識と経験を積まれておくべきです。



さて、それ以外に身につけておいてほしいこと、ですが。

今後増えていく疾患として、アレルギー、また、考え方をきっちり学ぶべきものとして、感染症があります。


特にどんどん高齢患者さんが増える現実があり、肺炎と尿路感染はどんどん増えます。感染症診療はどこかできっちり学んでおかれるといいでしょう。


昔から「肺炎は老人の友」と申します。加齢に伴って免疫能が低下し、合併症も増え、脳血管障害などもあり嚥下能力が低下してくるわけで、肺炎が起こるのはある意味必然です。肺炎は日本人の死因の第4位(1位悪性腫瘍、2位心疾患、3位脳卒中)、近々3位にあがりそう、また、超高齢者では死因の第1位である、という勢いです。


また年明けには、最近出た医療・介護関連肺炎(NHCAP)ガイドラインについて取り上げようと思うのですが、このガイドラインはなかなか含蓄の深いもので、多くのドクターに知っておいていただきたいと思っています。



そしてもう一つ、generalistを目指す上で大事なこと。
それは、「看取り」の経験です。明日に続きます。

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