2012年01月17日

医療・介護関連肺炎(NHCAP)ガイドライン10・群別の治療法について・C群の治療

C群:入院治療を要するグループです。その中でも耐性菌のリスクがあると考えられるケースをC群としています。


具体的なターゲットは肺炎球菌・インフルエンザ菌・MSSA・クレブシエラ・クラミドフィラ・ウイルスに加え、耐性菌として緑膿菌・アシネトバクター・ESBL(基質特異性拡張型βラクタマーゼ)産生腸内細菌・MRSA・ステノトロフォモナスなどが想定されています。


抗菌薬の選択では、副作用が少なく広域スペクトラム、というか、抗緑膿菌活性がしっかりあるものが推奨されます。当然、ここは注射薬をチョイスします。


  • ペニシリン系:TAZ/PIPC注射薬

  • セフェム系:CFPM・CPR注射薬+CLDMまたはMTZ注射薬

  • ペネム系:IPM/CS・MEPM・DRPM注射薬

  • キノロン系:CPFX・PZFX注射薬+SBT/ABPC注射薬



ただし、セフェムとキノロンは、嫌気性菌に弱いため、それをカバーするためCLDM、SBT/ABPC注射薬、メトロニダゾール(MTZ)を併用するということになっています。

主に、βラクタム系を他の系統の薬と組み合わせるため、上のような組み合わせになっているのです。


また、MRSAのリスクがある、つまり、過去にMRSAが分離されている場合には、バンコマイシン、タゴシッド、ザイボックス、ハベカシンのうちいずれか1種類を併用すること、となっています。


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posted by 長尾大志 at 18:14 | Comment(0) | 肺炎ガイドライン解説
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