2012年02月12日

ひつマブしとは関係ない話

最近出た新薬、ナンとかマブ、ナンとかニブ、って名前が多いと思いませんか?
肺癌領域で言えば、ベバシズマブ(アバスチン)、ゲフィチニブ(イレッサ)、エルロチニブ(タルセバ)なんか、そうですね。


何でだろ〜って思っていたら、ちゃんと理由があるのですね。
国際的な決まりがあり、それに従って命名されているだけなのです。


名前の最後にマブが付くのは、モノクローナル抗体(MAB=monoclonal antibody)です。monoclonal antibodyの頭文字を、名前の最後に入れなさい、となっているのですね。

ベバシズマブはこれです。



一方、名前の最後にニブが付くのは、阻害薬(ib=inhibitor)。Inhibitorの頭文字?が名前の最後に入っています。

ゲフィチニブとエルロチニブはこちらです。
念のため、ゲフィニチブじゃあ、ございません。



細かい話をすると、モノクローナル抗体(MAB)でも、どうやって作ったかによって、mabの前につく文字が変わってくるのです。


  • O=全くのマウス抗体(o=mouse)〜omab

  • XI=マウスとヒトのキメラ型抗体(xi=chimeric)〜ximab、リツキシマブなど

  • ZU=ヒト化抗体(zu=humanized)〜zumab 、オマリズマブなど

  • U=完全ヒト型抗体(u=human)〜umab



決して、テキトーに名前をつけているわけでは、ないのですね。

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posted by 長尾大志 at 13:56 | Comment(0) | 用語は正確に!
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