患者さんで「こむら返り」を訴える方は少なくありません。
運動不足、冷え、電解質のバランス、ミネラル不足、糖尿病、腎不全、肝硬変などいろいろな理由が挙げられていますが、「じゃあ、どうすればいいの?」という問いに対しては、なかなかこれ、というものがありませんでした。
内科医としては傾聴をするけれども、できることと言えばストレッチやミネラル摂取をお勧めし、芍薬甘草湯を処方するぐらい…だったのですが。
昨日行ったスポーツクラブの壁に貼ってあった、ポスターで積年の謎が解けました。
なんと、大腿四頭筋の筋力が低下することで、腓腹筋が慢性的に緊張を強いられ、その結果crampが起こりやすくなっているというのです。
言われてみれば、何となく納得できるような。下肢筋力が低下している患者さんがよく訴えておられるような気もします。
じゃあ、対策は筋力アップ、リハビリということになりますね。
それで、「筋力を鍛えましょう」みたいなことが書いてありました。
なるほど、それも一つの要因かも。何より、行動指針が明確なのがいいじゃないですか。
これ、整形外科、スポーツ医学では常識なのでしょうか。
だとすれば、明らかにPR不足。もっとPRをしていただきたいものです。
常識でないのなら、今後のデータ集積が望まれますね。
専門の方に、是非お願いしたいところです。
clampは鉗子ですね。クランプテストの。謹んで訂正させていただきます。