肺胞領域から(典型的にはびまん性に)出血しておれば、肺胞出血です。
ですから、診断には、肺胞から出血していることを証明する必要があります。臨床の現場では、気管支鏡による気管支肺胞洗浄がよく使われます。
本症例でも…
回収は悪いですが、BALF血性であり、肺胞領域での出血に矛盾しない所見でした。
肺胞出血の鑑別としては、まず多いのは血管の炎症。
血管炎や膠原病など、血管に炎症が生じた結果、血管透過性の亢進、血管壁の破壊が生じて出血に至る、という機序の疾患をまず考えます。
これらの疾患の鑑別手順としては、
- 症状、病歴が合致するか確認
- 所見、肺外病変の有無を確認
- そして、血清マーカー、特異抗体出現確認
となります。
治療を急ぐこともありますから、特異抗体のオーダーは初期段階で行われることも多いでしょうが…それでも、頭の中では、鑑別をしっかり行ってから提出するようにしましょう。


助けてほしい一身でお返事をお願いいたします。
原因というか治療は現在の治療(ステロイド・パルス療法)が最善手ですが、もちろん他の治療法も主治医は考えていると思います。見殺しにできるはずはありません。
助けてほしい一心を主治医に伝え、治療法などの説明をしてもらってください。
ただ、血管炎で肺胞出血というのは、治療が効かず思わしくない経過をたどる(それこそ最悪の結果となる)ことも少なくないことは知っておかれるべきと思います(それを主治医は説明されたのだと思います)。
ことに最初の治療で回復がよくないときは、難しいことがままあります。
内科認定医の病歴要約を書いています。
SLEで肺胞出血をおこした例を呼吸器疾患で書こうと思っているのですが、この肺胞出血というのはひとつの病名になるものでしょうか。
突然の質問で申し訳ありませんが、よろしければ教えてください。