不全、ということは、「末梢主要臓器の酸素需要量に見合うだけの血液量を絶対的にまた相対的に拍出できない状態」ですから、前方不全、とは
・前方にしっかり血液が行かない、
・そのために、末梢臓器に酸素が行かない
状態を、そしてそれによって生じる症状を表します。
具体的には、心拍出量が低下している状態並びにそれによる症状になります。
それに対して、後方不全、とは
・後方に血液がたまってくる状態
すなわち、うっ血ですね。
うっ血による症状を表すのです。
もちろん、前方不全があると後方にも影響があり、逆もまた真、ですので、どちらかだけが生じるというよりはどちらも生じる、というのが実際のところですが、まずは病態の基本として理解しておきましょう。
左心不全や右心不全を考える上でも、どちらの要素でどのような症状が出てくるのか、考えて理解しておかれると良いでしょう。
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