これについて考えましょう。
普通の肺との違いは…
上の方の気道のどこかに、狭い部分があるわけです。
狭くなっているため、その部分を通れる空気の速度には、上限(「ある速度」)があるのです。
こういう例でのフローボリューム曲線、まず、最初の一瞬で出てくる空気からして、「ある速度」以上は出ません。そのため、ピークフローがまず頭打ちになります。
その後も、本来であれば描かれるであろう、「ある速度」以上の領域の本来のフローボリューム曲線(図の点線)の間中、フローは「ある速度」を超えることはありません。
そして、本来のフローボリューム曲線が「ある速度」と交わるあたりまで息を吐きますと、それ以降は本来のフローボリューム曲線の通りに描かれていくわけです。
最終的には、このような曲線になります。
ちょっとあっさりしてますか?
今日はポリクリなどが長引いたので、この辺で。
キーワードは「お腹いっぱい」
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