2012年04月30日

黄砂とアレルギー疾患

ここ数日はここ滋賀では好天に恵まれ、うちでもようやく布団を干したり、シーツ類の洗濯をしたりできました。
また、室内が多かった反動からか、子供たちがずっと公園で遊びます。それにつきあっていると、黄砂を感じることが多く…。



先日メーカーMRさんから、「黄砂のアレルギー疾患への影響」というパンフレットをいただきました。


「黄砂とは中国の内陸部やモンゴルの砂漠地帯、黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった砂塵のことで、偏西風によって朝鮮半島や日本、さらに北米まで運ばれます。日本では春に観測されることが多くなっていますが、秋に観測される場合もあります。」(「「黄砂のアレルギー疾患への影響」小野薬品工業株式会社より)


黄砂はもちろん砂ですが、中国上空を通る間に様々な大気汚染成分や枯草菌、真菌などが付着することで、そうした物質が砂とともに体内に入り、アレルギー疾患を引き起こすとされています。


砂といっても、当然いろいろな大きさの粒子を含みます。風に乗って運ばれる際、大きな粒子は割とすぐに落下しますが、小さい粒子ほど遠くまで飛ばされます。

そんなわけで、日本まで飛んでくる粒子は、中国や韓国で落下する粒子と比べて小さな粒子で、眼や鼻の粘膜のみならず細気管支にも入り込み、眼症状、鼻症状とともに喘息症状を引き起こすのです。


そこで、小野薬品さんは「それらの症状はロイコトリエンが関与しており…」みたいなことを書いておられます。


それもそうですが、個人的には、砂であるが故か、マスクの効果は絶大と思います。まあ、「個人的な感想」ですが、マスクをすればほぼ症状は出ずに済みます。

むき出しの眼については、洗うのが一番と思います。曝露後すぐに洗うと、ほとんど後腐れがないようです。
もちろん、個人差はあるかと思いますが、砂だけに花粉そのものよりも、洗い流しやすい印象があります。


皆さんも個人的にいろいろとお考えはあるかと思いますが、患者さんに説明される際に、一つの参考になれば幸いです。

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この記事へのコメント
月変わりは忙しく 久しぶりにまとめて拝見させて頂きました(^^)
「続ける」は納得するしかないお話でした
私は「いつまでも学ぼう」を続けていきたいな(^-^)

そうそう先生 我が家もサッカー大好きです
昨年末には 世界のバルセロナを見に行きました
お子様はどこのサポーター?
私は攻め「続ける」ビジャ(バルサ)が大好きです
我が子はゲームをコントロールするGANBA遠藤やらシャビ(バルサ)のファンです
眠いので・・・この辺で・・・
Posted by おばやん99 at 2012年05月01日 00:41
おばやん99さん、コメントありがとうございます。

バルセロナ、いーですね!
うちの子は、まだサッカーの試合を45分間も見「続ける」ことができず…すぐ飽きてしまいます。

名前をお知っているのは、メッシと本田くらいで。まだまだコロコロコミックの「イナズマイレブン」しか観戦できません…。
Posted by 長尾 大志 at 2012年05月01日 22:12
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