肺機能は努力、あるいはやり方にある程度依存するところがあるので、本来患者さんで肺機能を測定する場合は、何度かやってコツを掴んでいただいて、最良の値をとります。
とはいえ、4〜6人いる学生さん、全員に何度もやっていただくわけにもいかず。
1人1回ずつとさせていただいております。
ということで、ぶっつけ本番となってしまい、うまく吹けない症例?も散見されます。
多いのが…

のような曲線。
どうして、このようなカタチになるのでしょうか。
これはもう、最初の一瞬でドン!とフローが立ち上がる、そのときの思い切りが足りないから。
きちんと吹ければ
のように、最初の一瞬でフウーッ!とフローが立ち上がるわけですが、なんとなく、
フウーッ
みたいな感じで吹かれると、ピークが立ち上がらず、てっぺんが丸っこくなってしまうのです。
ポリクリでは、「優柔不断型曲線」と呼ばれています…。

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