2012年05月01日

なぜ男子学生諸君のフローボリューム曲線は、こんなカタチが多いのか

ウチではポリクリで回ってきた学生さんに、必ず肺機能をやってもらっています。


肺機能は努力、あるいはやり方にある程度依存するところがあるので、本来患者さんで肺機能を測定する場合は、何度かやってコツを掴んでいただいて、最良の値をとります。


とはいえ、4〜6人いる学生さん、全員に何度もやっていただくわけにもいかず。
1人1回ずつとさせていただいております。


ということで、ぶっつけ本番となってしまい、うまく吹けない症例?も散見されます。
多いのが…


スライド80.jpg


のような曲線。
どうして、このようなカタチになるのでしょうか。


これはもう、最初の一瞬でドン!とフローが立ち上がる、そのときの思い切りが足りないから。


きちんと吹ければ


スライド82.JPG


のように、最初の一瞬でウーッ!とフローが立ち上がるわけですが、なんとなく、

ーッ

みたいな感じで吹かれると、ピークが立ち上がらず、てっぺんが丸っこくなってしまうのです。

ポリクリでは、「優柔不断型曲線」と呼ばれています…。


スライド81.jpg

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