closing volume(とclosing capacity)の測定方法を尋ねられました。
気道、特に内径が2mm以下という末梢気道の障害を早期に検出することは臨床上大切なことなのですが、通常のスパイロメトリーなどではこれを検出することはできません。そのため、呼気で肺がつぶれる際に、末梢気道が閉塞し始める肺気量を測定して、その変化によって気道病変を評価しようという原理であります。
具体的なやり方です。まず、最大呼気位まで息を吐きます。これで肺内の空気は残気量分だけ残っていることになります。
次に、純酸素(100%O2)を1回最大吸気位まで吸入し、その後再び呼出します。
呼出の際に口元で呼気中N2(窒素)濃度を測定します。その変化をグラフで表すと、こんな感じのグラフが描かれます
この機序を考えてみましょう。
これの前提として、坐位(立位)においては、肺は自分の重みで下の方がつぶれている、ということを理解しておく必要があります。
さらに、深呼気時と深呼気時を比較したときに、最も容量の変化(伸び縮み)が大きいのは横隔膜直上の肺底部なのです。
具体的にどうなるかを見てみましょう。
まず、最大呼気位まで息を吐きます。息を呼出したときには、肺底部の肺胞は肺自らの重みのため、ぺちゃんこになっていて、肺尖部の肺胞には空気が残っています。次に、純酸素(100%O2)を最大吸気位まで吸入します。すると、容量変化の大きな肺底部に多くのO2が流入します。
そのため、この最大吸気位での時点では肺尖部のN2濃度が高く、肺底部はO2濃度が高い(N2濃度が低い)、ということになります。
その後呼出し、口元で呼気中N2(窒素)濃度を測定すると…(本日は内科・外科・放射線科合同ビアガーデンのため、明日へ続く)。
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大阪市内で理学療法士として働いています。
現在療養病棟における呼吸器を中心に担当させていただいております。
長尾先生がブログをされていると教えていただいたので訪問させて頂きました。
これからいろいろご質問させていただければと思いますのでよろしくお願い致します。
お役に立てれば幸いです。