2012年07月21日

病院見学の学生さんと

昨日は医師臨床教育センター主催による、他大学の医学科学生さんを対象とした「病院見学(卒後臨床研修説明会)」でした。


ちなみに第2回は: 平成24年 7月28日(土) 14:00〜16:00
詳しくは、
http://www.shiga-med.ac.jp/~kensyu/doc/syokikensyuu/briefing.html
滋賀医科大学医学部附属病院 医師臨床教育センターのHPにジャンプします。


滋賀の地で家庭医、を将来の選択肢として考えておられる学生さんが来られまして、心強い思いを持ちました。



将来のこと、研修のことなどお話ししていると、家庭医に必要な知識、考え方の多くは、まずは1〜2年目に呼吸器内科を回ることで養うことができるなあ、と再認識しました。


地域で家庭医をやるとなれば、高齢者が患者さんの多くを占めるわけで、common diseaseである心不全、COPD、上気道・下気道感染症を正しく診断し、正しく治療する能力が求められます。ココがおろそかになってはあきません。


加えて、身体所見、胸部レントゲン写真から情報をしっかりと拾い上げることのできる能力。はたまた、患者さんの人生、背景、性格などを理解して、きちんと看取ることができる力。


考えてみればこれらはどの分野に行くにしても大切な臨床能力の根幹とも言える力でしょう。そういう臨床力をベースに、さらに興味があれば呼吸器領域(感染症・アレルギー・腫瘍・変性疾患、呼吸管理などなど…)を極めていただくといいと思います。


てな感じのお話をして、あっという間に説明会は終わりました。K君、お疲れ様でした。

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posted by 長尾大志 at 12:40 | Comment(0) | 活動報告
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