2012年08月01日

胸部CT道場2・縦隔条件で認識できるもの・石灰化病変

縦隔条件で見たときに真っ白に見えるものは、骨と石灰化した部分です。骨はいいとして、石灰化が見られるのは、以下のような病変です。


  • 大動脈など、動脈に見られる動脈硬化病変

  • 縦隔や肺門のリンパ節、あるいは胸膜、はたまた肺野に見られる陳旧性結核病変

  • じん肺で縦隔や肺門のリンパ節に見られるegg-shell様変化

  • アスベスト曝露で見られる胸膜斑



CT縦隔条件石灰化.JPG


これは矢印の先に白く見える部分が動脈内の石灰化、動脈硬化病変を表します。


大動脈石灰化CT1.jpg


これはけっこう派手ですね。大動脈の内腔、壁に沿って石灰化を見ます。


また、たとえば、こんな結節があっても…


石灰化結節CR.jpg


右上の結節。くりっとしていますね。CT肺野条件では…


石灰化結節CT2.jpg


結節だ、ということしかわかりませんが、縦隔条件を見ると…


石灰化結節CT1.jpg


結節全体が白く光り、石灰化病変であることがわかります。


陳旧性肺結核病変は石灰化がよく見られますが、石灰化があれば必ず良性である、とは言い切れません。陳旧性結核病変が癌の母地になることもあります。


ある程度言われているのは、中心性、層状、輪状、全体的な石灰化は良性であることが多い、というものですが、絶対ではありません。


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posted by 長尾大志 at 18:30 | Comment(0) | 胸部CT道場
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