2012年08月02日

胸部CT道場3・縦隔条件で認識できるもの・脂肪・pericardial fat pad

縦隔条件で黒っぽく見えるものは、脂肪です。水よりは軽いため、黒っぽく表現されます。


CT縦隔条件脂肪.JPG


写真の黄矢印は腋窩の脂肪を指していますが、腹部であれば内臓脂肪の沈着も見えますし、左4弓シルエットでよく問題になるpericardial fat padもすぐにわかります。


fatpadCR.JPG


左4弓と横隔膜の交差部(心臓横隔膜角)がぼやけています。シルエット陽性。結構よくある所見です。


fatpadCT1.jpg


心臓周囲の脂肪(pericardial fat pad)が4弓の接線を消していますね。



縦隔条件でグレーに見えるのが実質、筋肉、ならびに水です。筋肉の密度は水に近いため、同じような濃度に見えます。血管内の血液も、体腔液も基本的には同じように見えるのです。


従って、特に腫瘍性病変の評価をしようかというときには、造影剤を注射して、血管(血液)と実質を区別したり、そのエリアが造影されるかどうかを確認する必要があるのです。


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posted by 長尾大志 at 13:04 | Comment(0) | 胸部CT道場
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