主訴:呼吸困難
現病歴
再発悪性リンパ腫に対して、某科でRCHASE(Rituximab、VP-16、DEX、CPA、AraC)4kr施行していた。4kr目day17に歩行時息切れの訴えあり、胸部CTで既存の間質性肺炎像に加え、斑〜結節状陰影あり、また血液検査にてCRP 28と上昇を認めた。mPSL125mg/dayを2日間投与し、症状は一時軽快したが、3月23日の歩行時にSpO2 78%まで低下あり、当科紹介となった。
既往歴
心房細動
平成14年,右肺野の肉芽腫切除
平成15年MRに対して僧帽弁形成術施行。その際にリンパ腫発見され、COP,THP-COP,さらにRituximabで維持療法(9回)を実施し,一旦CR.
生活歴
喫煙:30本/日×20歳〜35歳頃
飲酒:5年前まで平均缶ビール2本/日
職業:羽毛布団製造
投薬歴
上記化学療法以外にはワーファリン内服中
アレルギー
花粉症のみ。薬剤アレルギーなし
<入院時身体所見>
体温36.5℃、血圧 114/80、心拍数 96整、SpO2 95% (リザーバーマスク10L/分)、呼吸数20/分。
結膜:やや貧血様
表在リンパ節:蝕知せず。
呼吸音:両側下肺中心にfine crackles(+)
心音:4LSBを最強点とするLevine V/Y度の収縮期雑音を聴取
腹部:平坦軟、圧痛なし
四肢:浮腫なし、ばち指なし。
<転科時検査所見(2012/03/28)>
HT (% ) 22.8 L
HB (g/dl ) 7.7 L
RBC (1000000 ) 2.18 L
WBC (1000 ) 9.3 H
PLTS (1000 ) 131 L
SEG/NEUT (% ) 90.5 H
BAND (% ) 1.5
LYMPH (% ) 1.5 L
MONO (% ) 1.0 L
IMM-GR (% ) 5.5
NRBC (/100WBC) 1.0
RETIC (‰ ) 43 H
MCV (μ3 ) 105 H
MCH (pg ) 35.3 H
MCHC (% ) 33.8
TP (g/dl ) 5.5 L
ALB (g/dl ) 2.9 L
AST (U/l ) 14
ALT (U/l ) 30
LDH (U/l ) 640 H
ALP (U/l ) 455 H
G-GTP (U/l ) 110 H
CHE (U/l ) 169 L
LAP (U/l ) 189 H
T-BIL (mg/dl ) 0.66
D-BIL (mg/dl ) 0.13
A/G ( ) 1.14 L
NA (mmol/l ) 137 L
CL (mmol/l ) 103
K (mmol/l ) 4.8
UN (mg/dl ) 20.6
CRE (mg/dl ) 0.83
UA (mg/dl ) 2.9 L
CA (mg/dl ) 8.0 L
P (mg/dl ) 3.1
CRP (mg/dl ) 3.90 H
3/20 β-Dグルカン (−)、PCT 3.09
3/26 C7-HRP (−)
胸部X線写真はこの通り。
両側の浸潤影があります。
胸部CTでも、すりガラス影を背景に、斑状、結節状の陰影がびまん性に存在します。
化学療法施行中に生じてきた両側びまん性の陰影。低酸素血症…。
鑑別に挙げるべきは何でしょうか。

